親のスマホに詐欺SMS・迷惑メールが届くときの対策|押さない・入力しない確認ルール

詐欺SMS・メール対策。押さない・入力しない・家族で確認することを伝えるアイキャッチ画像

親のスマホに怪しいSMSやメールが届くと、家族としてはすぐ止めたくなります。ただ、強く注意しすぎると、親が相談しにくくなることがあります。

まずは「押さない」「入力しない」「迷ったら家族へ送る」の3つを、責めない言い方で共有することから始めます。

この記事の結論

親のスマホに詐欺SMSや不審メールが届くときは、まずリンクを押さない・個人情報を入力しない・家族に確認するというルールを作ることが大切です。

宅配業者を名乗る不在通知。銀行を名乗る重要なお知らせ。カード会社を名乗る利用確認。通販サイトを名乗るアカウント停止。携帯会社を名乗る未払い通知。こうしたメッセージは、本物に見えることがあります。

親が「本当に大事な連絡かも」と思って押してしまうと、偽サイトに誘導され、ID、パスワード、カード情報、暗証番号などを入力してしまうおそれがあります。

まずは、次の順番で考えます。

  • 怪しいSMSやメールの例を知る
  • リンクを押さないルールを決める
  • 公式アプリや公式サイトから確認する
  • 家族に転送して確認する流れを作る
  • 入力してはいけない情報を決める
  • 迷惑メッセージ対策を設定する
  • 入力してしまったときの連絡先を決める
  • 親を責めない言い方にする

目的は、親のスマホを取り上げることではありません。親が不安なメッセージを受け取ったときに、一人で判断しなくてよい形を作ることです。

目次

まず確認すること

最初に確認するのは、親のスマホにどんなメッセージが届いているかです。いきなりアプリや設定を変えるより、まずは実際に届いている内容を見ます。

荷物の不在通知/支払い未納のお知らせ/クレジットカードの利用確認/銀行口座の停止通知/通販サイトのアカウント確認/携帯料金の未払い通知/セキュリティ警告/当選しましたという案内/期限が近いと急がせる文章。

こうしたメッセージは、親から見ると本物か偽物か分かりにくいことがあります。特に「今日中に確認」「至急」「アカウント停止」「支払いが必要」などの言葉があると、慌てて押してしまう場合があります。まずは、親を責めるのではなく、迷ったら一緒に確認するための準備として始めます。

急がせるメッセージほど一度止まる

詐欺SMSや不審メールでは、相手を急がせる内容がよく使われます。「すぐ確認しないと止まる」「未払いがあります」「不正利用されています」「アカウントをロックしました」。こうした文面を見ると、親は不安になります。

しかし、急がされているときほど、一度止まることが大切です。

その場でリンクを押さない/その場で電話しない/IDやパスワードを入力しない/カード番号や暗証番号を入力しない/家族に見せる/公式アプリや公式サイトから確認する/不安なら事業者の正式な窓口に確認する。

本当に重要な連絡でも、SMS内のリンクを押さずに確認する方法はあります。

フィッシングの基本的な注意点は、警察庁のフィッシング対策も参考になります。

この記事は一般的な情報です。実際にお金を払った、カード情報を入れた、IDやパスワードを入れた場合は、カード会社、金融機関、サービス提供会社、警察など必要な相談先に確認してください。

方法1:リンクを押さないルールを作る

最初に決めるのは、SMSやメール内のリンクを押さないことです。親にとって分かりやすい言葉にします。

「SMSの青い文字は押さない」「メールの中のボタンは押さない」「急げと書いてあっても押さない」「お金やカードの話は押さない」「迷ったら家族に送る」。

このくらい簡単なルールが向いています。細かく説明しすぎると覚えにくくなります。まずは、押す前に家族へ確認するという流れを作ります。

方法2:公式アプリや公式サイトから確認する

本物かどうか確認したいときは、SMSやメール内のリンクからではなく、公式アプリや公式サイトから確認します。

宅配便は公式アプリや公式サイトで/銀行は公式アプリから/カード会社は公式アプリや明細で/通販サイトは普段使っているアプリから/携帯料金は携帯会社の公式アプリから。

親には、「メッセージから入らない」と伝えます。普段使うアプリをホーム画面の見やすい場所に置いておくと、確認しやすくなります。

方法3:入力してはいけない情報を決める

詐欺メッセージで特に危ないのは、個人情報やお金に関係する情報を入力してしまうことです。親と一緒に、入力してはいけない情報を決めます。

クレジットカード番号/カードの裏面番号/銀行口座情報/暗証番号/ワンタイムパスワード/ログインID/パスワード/マイナンバー情報/本人確認書類の画像/住所・生年月日・電話番号をまとめて入力する画面。

注意

SMSやメール内のリンク先で、暗証番号やワンタイムパスワードを求められた場合は、そこで止まるようにします。確認が必要な場合は、メッセージ内のリンクではなく、公式アプリや公式サイトから確認します。

また、家族LINEやメモ帳に、暗証番号やパスワードをそのまま書くのも避けます。

方法4:家族に送って確認する流れを作る

親が迷ったときに、家族へ確認できる流れを作ります。一番簡単なのは、スクリーンショットを送ってもらうことです。

スクリーンショットが苦手な場合は、画面を写真で撮って送る/メッセージをそのまま転送する/電話で内容を読み上げる/家族が訪問時に確認する/不安なときは開かずに残しておく、でもかまいません。

大切なのは、親が一人で判断しないことです。「これ本物かな?」と聞ける空気を作ります。

方法5:迷惑メッセージ対策を設定する

スマホには、迷惑メッセージや迷惑メールを減らす設定があります。携帯会社の迷惑メッセージブロック機能や、スマホ本体の迷惑メッセージ対策を確認します。

ただし、設定を変えると必要な連絡まで見落とす場合もあります。

注意

家族が勝手に設定を変えるのではなく、親に説明してから進めます。迷惑SMS対策が使えるか/設定が強すぎないか/必要なメールが届くか/親が確認しやすいか/設定後に困っていないか、を確認します。設定は、入れれば終わりではありません。しばらく使って、親が困っていないか確認します。

方法6:スマホやアプリを更新する

スマホやアプリを古いまま使っていると、安全面で不安が残ることがあります。家族が訪問したときに、更新状況を確認します。

スマホ本体の更新/銀行やカード会社の公式アプリの更新/通販アプリの更新/携帯会社アプリの更新/使っていない怪しいアプリがないか/知らないうちに入ったアプリがないか。

注意

家族が勝手にアプリを削除したり、設定を大きく変えたりすると、親が困る場合があります。不要なアプリや怪しいアプリがある場合は、親に説明してから対応します。

方法7:入力してしまったときの流れを決める

もし親が情報を入力してしまった場合は、責めるより先に被害を止めることを考えます。

何を入力したか確認する/カード会社や銀行へ連絡する/該当サービスのパスワードを変更する/同じパスワードを使っているサービスも確認する/不正利用がないか明細を見る/必要に応じて警察や相談窓口へ相談する/家族内で共有する。

注意

特に、カード番号、銀行情報、ID、パスワード、暗証番号、ワンタイムパスワードを入力してしまった場合は、早めに対応します。「なんで入力したの」と責めると、次から親が言いにくくなります。まずは、早く共有してもらえる関係を作ることが大切です。

方法8:家族の確認ルールを決める

詐欺SMSや不審メール対策は、親だけに任せないほうが続きます。家族で、負担の少ない確認ルールを決めます。

怪しいSMSが来たら家族に送る/お金の話は一人で判断しない/カードや銀行の話は必ず確認する/宅配通知は公式アプリから見る/月に1回、家族がスマホ画面を一緒に確認する/入力してしまったらすぐ連絡する。

注意

毎日細かくスマホを監視する必要はありません。「不安なときだけ聞ける」形にします。

会話で考える

家族:最近、スマホに怪しいSMSが増えているみたいだから、少しだけルールを決めておこう。

親:本物の連絡だったら困るんじゃない?

家族:本物かどうかは、メッセージの中のリンクを押さなくても確認できるよ。公式アプリから見ればいい。

親:でも、急ぎって書いてあったら不安になるね。

家族:急ぎって書いてあるものほど、一度止まろう。お金やカードの話なら、先に送ってくれたら見るよ。

親:間違えて押したら怒られる?

家族:怒らないよ。早く教えてくれたほうが助かる。入力する前に聞いてくれたら一番安心。

「絶対に押さないで」と強く言うより、迷ったら一緒に確認しようと伝えるほうが自然です。

言い方で反発されることがある

言い方で反発されることがある

スマホの詐欺対策は、言い方によって親が嫌がることがあります。

避けたい言い方

  • そんなの見たらすぐ分かるでしょ
  • なんで押したの
  • スマホを触らないほうがいい
  • 全部こっちで管理する
  • また騙されるよ

代わりの言い方

  • 最近は本物そっくりだから分かりにくい
  • 迷ったら送ってくれたら見るよ
  • お金やカードの話だけ一緒に確認しよう
  • 押す前に一度止まろう
  • 入力してしまっても、早く教えてくれたら対応しやすい

親を責めるより、聞きやすい空気を作ることが大切です。

タイプ別の考え方

一番近い行から考えると、まず決めることがはっきりします。

親の状況まず決めること
宅配SMSをよく押す公式アプリから確認する
銀行やカードの通知に弱いお金の話は家族へ確認する
リンクを押してしまうSMS内の青い文字は押さない
スクショが苦手電話で読み上げてもらう
スマホ操作が苦手ホーム画面に公式アプリを置く
一人で判断しがち怪しいものは家族に送る
家族が遠方月1回だけ一緒に確認する
入力してしまった責めずにカード会社・銀行・サービスへ確認する

最初から完璧に防ぐ必要はありません。まずは、リンクを押さないこと、お金の話は一人で判断しないことから始めます。

商品やアプリは後で選ぶ

迷惑メッセージブロック、セキュリティアプリ、スマホの安全設定などは、親のスマホ環境や使い方によって合うものが変わります。

この記事では、具体的な商品名・アプリ名・ランキング・料金・購入ボタンは入れません。比較や設定手順は、必要に応じて別の記事にまとめます。

チェックリスト

親のスマホ詐欺対策を確認するときは、次の項目を見てください。

  • SMSやメール内のリンクを押さないルールがあるか
  • 宅配、銀行、カード、通販の通知を一人で判断していないか
  • 公式アプリや公式サイトから確認できるか
  • カード番号や暗証番号を入力しないと決めているか
  • ワンタイムパスワードを人に教えないと決めているか
  • 怪しいメッセージを家族へ送れるか
  • スクリーンショットや転送の方法を確認したか
  • 迷惑メッセージ対策を設定したか
  • スマホやアプリを更新しているか
  • 入力してしまったときの連絡先を決めたか
  • 親を責める言い方になっていないか
  • 毎日細かく監視する形になっていないか

よくある質問

Q1. 親がSMSのリンクを押してしまいます。どうすればいいですか?

まずは、SMS内のリンクを押さないルールを作ります。「青い文字は押さない」「お金やカードの話は押す前に家族へ送る」など、短く分かりやすいルールにすると続けやすいです。

Q2. 本物の連絡だった場合はどう確認すればいいですか?

SMSやメール内のリンクからではなく、公式アプリや公式サイトから確認します。銀行、カード会社、通販サイト、携帯会社、宅配会社などは、普段使っている公式アプリやブックマークから確認する流れにします。

Q3. 親がカード情報を入力してしまった場合は?

すぐにカード会社へ連絡します。不正利用がないか確認し、必要に応じてカード停止や再発行を相談します。IDやパスワードも入力した場合は、そのサービスのパスワード変更も考えます。

Q4. 暗証番号やワンタイムパスワードを入力した場合は?

早めに金融機関やサービス提供会社へ連絡します。同じIDやパスワードを他のサービスで使っている場合は、そちらも確認します。必要に応じて警察や相談窓口へ相談します。

Q5. 親が「自分で判断できる」と嫌がる場合は?

全部を家族が管理しようとしないほうがよいです。「お金やカードの話だけ一緒に確認しよう」「迷ったときだけ送ってくれたら見るよ」と伝えると、受け入れられやすくなります。

まとめ

親のスマホに詐欺SMSや不審メールが届くときは、難しい設定より先に、分かりやすいルールを作ることが大切です。

  • リンクを押さない
  • 個人情報を入力しない/カード番号や暗証番号を入れない
  • 公式アプリや公式サイトから確認する
  • 怪しいときは家族へ送る
  • 入力してしまったら早く相談する
  • 親を責めない/毎日細かく監視しない

この順番なら、親のスマホ利用を取り上げずに、詐欺SMSや不審メールへの不安を減らしやすくなります。大切なのは、親を管理することではなく、親が迷ったときに、一人で判断しなくてよい形を作ることです。

具体的な商品やサービスを選ぶときは、親が嫌がらないか、実家の環境に合うか、家族が続けて確認できるかを見てから選ぶことが大切です。商品比較は、別記事で整理します。

次に読む記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次